ヒグマのいぬ間に草刈りを。
- 2018.02.08 Thursday
- 16:12
JUGEMテーマ:食材
来週から入荷する、北海道のジャガイモ、越冬マチルダと黄金メーク。
マチルダくん。スウェーデン出身。ちょっと小ぶりのジャガイモですが、うまい!越冬ものは特に、でんぷんが糖化して甘い。
揚げると焦げやすいのだけが欠点でしょうか。
黄金メーク。メークインに似てるからこうも呼ばれますが正しくはホッカイコガネです!メークインみたいに煮崩れしにくくないですので煮すぎに注意。こちらは揚げても焦げにくいので、この2種類セットで買えばあらゆる料理に対応!!
作ってるのは、帯広市のいずみ農園の泉さん一家。イケメンの息子さんとその奥さんが入って家族4人態勢!
真ん中は僕です。
帯広市はジャガイモ作付け面積、日本一でございます。十勝平野は日照時間が長く、寒暖差があるから、うまいジャガイモが作れる上、広大な面積の十勝平野でど〜んと作って、秋に採れたのをど〜んと貯蔵して春まで出荷できる。
でも泉さんはジャガイモ専業じゃないです。ジャガイモ以外に、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、とうもろこし、豆類など、たくさんの品目を作ってます。そうなると、畑の面積もそんなにたくさんできません。
ジャガイモ農家で100ヘクタール(東京ドーム20個分以上!)の畑を持ってる人は多いですが、泉さんは20ヘクタールほど。
それでも東京ドーム4個分ありますけどね!そしてそれだけの面積を有機JASでの栽培しているので、やっぱスゴイです。
でも泉さんの畑には、ちょっとタイヘンな畑があります。北海道で有名な動物が現れるのであります。
キタキツネでもオオワシでもエゾリスでもありません。
それは彼です。
「やあ!」
ヒグマはでかい。本州以西にいるツキノワグマの3倍くらいあります。
ツキノワグマに遭遇したら、戦っても半分くらいは・・・いや勝てはしないけど、たまにニュースでおじいちゃんが一本背負いしたら逃げてった、なんて事があったりします。
ヒグマはそうはいきません。ほぼ確実に負けます!
泉さんの畑にはこのヒグマが出没する畑があります。
この畑に入るとき、例えば大豆畑の草取りをするときは、一家4人で、まず、ロケット花火をヒュンヒュンと打ち上げます。遊びじゃないです、ヒグマを驚かせて寄らないようにするためです!
そして、全員ラジオを背負って、大音量で流しながら畑に入り、速攻で草を刈ります!
除草剤を使えば、こんな命懸けのことしなくてもいいんです。有機栽培だから手で草を刈らなきゃダメなんです!
そんな泉さんの、「命懸けでヒグマから守った有機越冬マチルダ」と、「命懸けでヒグマから守った有機黄金メーク」をぜひ「ゆうき八百屋」でお求めください!!(こんな商品名では無いですが。)